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神崎紫峰のお買取りいたします

2018/03/23

神崎紫峰のお買取りいたします


正式な師を持つことなく、独学で作陶に挑戦し続けた炎の芸術家、神崎紫峰(かんざき しほう)

いわの美術では、神崎紫峰の抹茶碗や水指などの茶道具のお買取りを行っております。ご売却をお考えの方は、茶道具買取に強い「いわの美術」にご連絡ください。

 

神崎紫峰について


1942年(昭和17)滋賀県の信楽町に生まれます。関西大学法学部に学び、法曹界を目指すも、卒業後一転して陶芸の道に進みます。金銭的な苦労や、思うように作品がつくれないという日々が長くありました。しかし、幼い頃に「古伊賀焼」「古信楽焼」に出会った感動を原動力に、根気強く作陶を続けます。


公募展などには参加せず、作品発表の場は専ら個展でした。神崎紫峰の作品は、日本国内よりも海外での評価が高く、海外での活動が中心となっていきます。アメリカの陶芸専門誌『セラミック・マンスリー(1997年)』豪州の『アート・アンド・パーセプション(1998年)』で彼の特集が組まれたり、表紙を飾ることもありました。また、アメリカの陶芸家の最高峰である、ピーター・ボーコスも彼の作品を高く評価した程、海外で賞賛は高いものでした。

日本での作品発表の場は、三越や伊勢丹、高島屋などの各地百貨店や画廊が中心でした。著作には、『炎の声 土の声』『炎の縁 人の縁』があり、後進の技術向上のために、自身の作陶技術を惜しみなく開示しました。


神崎紫峰の作品について


神崎紫峰の作品の中で特に注目されているのは、古伊賀の花入れ写しです。古伊賀焼・古信楽焼を追い求めた神崎紫峰がつくり上げる古伊賀写しは多くの人々を魅了しました。神崎紫峰は、穴窯による焼成方法を採用し、信楽焼の特徴である「灰かぶり」やその積もった灰が陶土の中の長石と高温で混ざり合うことでガラス化した「自然釉」の美しさも魅力の一つです。

穴窯は、「焚口」といって薪を燃やし火の調整をする部分があり、次に「焼成室」そのさらに先に煙突という構造になっています。神崎紫峰の穴窯焼成の場合には、焼成室ではなく焚口の下の薪の灰が落ちる部分で最も熱量がある「ロストル(火袋)」に作品を置き焼成します。陶芸家の松山祐利の穴窯に習いながら、研究や試行錯誤を経て独自の焼成方法を確立しました。


神崎紫峰のお買取りについて


神崎紫峰には、花瓶、抹茶碗、水指などの茶陶を中心に制作しています。中古市場で特に人気が高いのは、『古伊賀焼』写しの花入や『古信楽焼』写しの壷です。その他にも高価買取が期待できる作品は多くありますが、同じ作品でも作品の出来の良さによってお買取りの値段が違います

ご売却をお考えの方は、電話またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。出張もしくは宅配にてお買取りさせて頂きます。お買取りの相談のみという方は、お写真から簡単な査定額が出る写真査定のサービスもございますので、お気軽にお問い合わせください。お客様からのお問い合わせお待ちしております。