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13代坂田泥華の茶道具買取ます!!

2014/07/29

13代坂田泥華の茶道具の買取を行っております!!


萩焼の有名な陶工はたくさんいらっしゃいますが、13代坂田泥華もその有名な萩焼の陶工の一人です。
坂田泥華は山口県長門市深川にて代々継承されている萩焼の陶芸家の名で、萩焼の始祖である李勺光(りしゃくこう)の流れをくむ家柄として知られており、坂倉新兵衛、田原陶兵衛、新庄助右衛門と合わせて深川は萩四家一つに数えられています。
12代までの事はよく分かっていませんが、13代坂田泥華は12代の長男として生まれ、井戸茶碗の研鑽を積み、「泥華井戸」と呼ばれるおおらかで伸びのある独自の優雅な作風を確立し、戦後の萩焼に大きく貢献しています。
また、ろくろの造形美も見事なもので、薄く平たい形が特徴の井戸茶碗作りに関しては右に出る者はいない程、魅力的な造形の井戸茶碗を制作しています。
また、萩独特の素地をいかした白釉にも着目し、焼成時に釉を剥ぎ取る事により、柔らかい斑紋を表現した「剥離釉」などの新しい技法を生み出しています。


こうして、生み出した数々の萩焼の技法を用いて、井戸茶碗など茶碗を中心にぐい呑み、徳利、香炉、菓子器、鉢、壷など多くの種類の萩焼を手掛け、亡くなった今でも人気の高い萩焼作家として高価買取が期待できます。
13代坂田泥華の作品をお持ちでしたら、まずはいわの美術までお気軽にご相談下さい!!



13代坂田泥華の茶道具買取について


13代坂田泥華は後を継ぐ予定だった息子が襲名する前にこの世を去ってしまったため、15代を息子に追贈し、自らは14代坂田泥珠と名乗るようになり、作陶を続けました。
そのため、現在坂田家の16代は誰が継ぐのか不明のまま数十年が過ぎています。
13代坂田泥華の作品には「泥華」の陶印が記されており、比較的読みやすいものなので、知識の無い方でも読み解く事ができるかと思います。
また、萩焼は釉の表面が細かくひび割れる貫入が入っており、この貫入からお茶などが染み込み、表面の色を変化させる「七化け」が起こり、より、味わい深くなるのも萩焼の魅力の一つで、13代坂田泥華の作品もそのことを計算して作られています。


13代坂田泥華の作品買取では、共箱や共布など付属品が揃っており、シミや汚れの少ない方が買取額が高くなります。
貫入によって染み込みやすい性質を持つ萩焼は、のちに売却をお考えであれば、取り扱いには十分注意してください。