買取強化中の茶道具

9代 仁翁宗守(好々斎) 1795-1835


仁翁宗守の生涯


仁翁宗守は裏千家9代目石翁玄室の三男として1795年に生まれ、兄には裏千家10代目柏叟宗室などがいて幼い頃から茶道を学びました。

武者小路千家8代目の休翁宗守には息子がいなかった事から、仁翁宗守が養子として迎えられました。

その後、武者小路千家10代目を継ぐ事となりますが、高松藩松平家の茶頭を引き継ぐなど茶匠として大いなる貢献を果たします。

しかし、1935年の41歳の時に父に先立って短い生涯を終えてしまいました。


仁翁宗守の好み物

41歳で亡くなるという短い生涯を終えてしまった仁翁宗守ですが、手作り作品は多く残っています。

手作り作品では、茶碗の楽焼以外に瀬戸焼風の焼物がいくつか残されました。

好み物では楽亀絵香合、桜蒔絵中棗などの品を好んでいました。

短い生涯ではありましたが、その中でも多くの作品を製作し、現在に残しています。

幼い頃から学んできた茶道の技術や基本があったからこその活躍だと言えます。