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14代 宗左(而妙斎) 1938-

而妙斎宗左の生涯


而妙斎宗左は、13代無盡宗左の長男として1938年に生まれ、幼名を岑一郎、名を宗員、宗左、号を而妙斎と言います。


父、無盡宗左が亡くなった翌年の1980年、42歳という大変遅い年齢で14代目を継ぎ、現在も活躍されています。


中央大学文学部を卒業しており、その後は千家同門会と表千家を守り、現代に合った茶道を探し続けながら、活動しています。

また、而妙斎という号は、大徳寺の方谷浩明師から受けました。


伝統ある茶の湯を現代に伝えるべく、国内外において献茶会や講演などに出席し、大いに貢献しています。

その他にも、あまり多くはありませんが本なども執筆、代表的な作品は茶の「湯随想」というエッセイ本です。


「茶の湯随想」という本は、茶道の初心者でもわかりやすく説明が書かれていて、これから茶道を始めようと思っている方、復習で再度読む方などにピッタリな本となっています。


現在でも活躍している而妙斎宗左は、1990年に大変大きな茶会を開かれました。

それが利休四百年忌と呼ばれる茶会で、裏千家と武者小路千家と表千家の三千家合同の茶会を取り仕切ります。


またこの頃、京都国立博物館では千利休展が開催されるなど、茶の湯に限らず社会的にも大きな催しでした。

茶会、千利休展などを立派に務めた而妙斎宗左は、様々な展覧会、展示会などに出席し、茶道の世界に貢献しました。


現在も活動を行なっている而妙斎宗左が好む物で最も評価が高い作品は、立礼卓と言われています。