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永記浄錫銘の茶托

作家名: 永記浄錫銘
更新日: 2012/10/24

この茶托の中央のシンボルは「壽」の文字が彫られています。これは長寿のシンボルです。

茶托が錫で出来ている理由は、
銀のような輝きを持ち、銀と比べるとずっと安い、そしてやわらかく加工がしやすい。
なので、初めは銀の代用品として扱われてきました。
特に茶托は銀の冷たさとは異なる暖かな質感が、磁器の茶碗にしっくり合うと好まれました。
ここから代用品だった錫が主役になったと言われています。
またお茶関連の茶托以外のにも錫を使った製品を挙げますと、
建水、茶入れ、水注などがよく使われます。