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宝娟 朱泥急須

作家名:
更新日: 2012/8/22
鉄分を多く含む粘土を焼成させると、
このような色合いになります。
中国の明代に煎茶が流行し、
その際「宜興窯(ぎこうよう)」で作られたのが最初だと言われています。
朱泥は主に急須や湯飲みを作る際に用いられ、
日本では常滑焼、伊部焼、萬古焼などで使われています。

急須は日本に伝来したのが江戸後期だと言われています。
茶を飲む習慣が根強い文化圏である、中国で発明され、
アジア圏では古くから使われてきました。

取っ手にも種類があります。
注ぎ口とは反対側に持ち手がついている「後手」
注ぎ口から90度をなしてつく「横手」
こちらは右利き用、左利き用と存在し、角度が微妙に異なります。
日本では右利きの人が使いやすいようになっています。
本体上部につくのが「上手」
今回のお品物は、注ぎ口に対して反対側に持ち手が来ているので「後手」です。