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瓢型水注 初代 森有節作 萬古焼 手押瓢形桐紋

作家名: 初代 森有節作
更新日: 2012/2/4
森 有節(もり ゆうせつ)1808年- 1882年 日本の江戸末期の萬古焼の陶工職人家です。萬古焼中興の祖であり、本名は与五左衛門、号は摘山堂です。伊勢国桑名(現在の三重県桑名市田町)に生まれました。有節萬古焼、朝日萬古焼と呼ばれ古い万古焼製品と同様に名谷山の白土と赤土を使い古い萬古焼製品を模写作しました。時代の流に合わせて煎茶器に生産の主流を変えて、上絵付も硬彩から軟彩へ変わり、粉彩・十錦手の上絵釉は艶やかで、金を原料とする鮮やかな桜色の森有節独特の腥臙脂釉の開発にも成功しました。このピンクの発色は森有節が手掛ける萬古焼製品独特の製品でした。また急須や土瓶は木型を使った成形に特殊な木型を使用し、ある一定の大量生産を可能とし、薄作りや蓋の摘みのつくりにも新風を取り入れ、庶民など町人などの間で人気を博しました。