買取実績紹介

74代朝日豊斎の灰竹の子掛花生

作家名: 七十四代 朝日豊斎
更新日: 2014/3/6

朝日豊斎の花器買取ました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は七十四代・朝日豊斎の灰竹の子掛花生です。
七十四代・朝日豊斎は14世・朝日豊斎とも名乗る事があり、これは日本書紀に遡って言い伝えられたものが第七四代という事で、名乗る事があるそうです。

朝日豊斎は京都宇治市で焼かれている朝日焼の当主が代々襲名する名前で、朝日焼は遠州七窯の1つです。
原料の粘土に鉄分が含まれており、焼成すると独特の赤い斑点が現れるのが朝日焼の特徴で、その特徴によって鹿背(かせ)、燔師(はんし)、紅鹿背(べにかせ)と呼ばれています。
また、朝日窯の名前の由来は、朝日山という山の麓で窯が開かれていたという説や朝日焼独特の赤い斑点が旭光を思わせるという説が挙げられていますが、定かになっていません。

今回、お買取りした七十四代・朝日豊斎の花器は、壁に掛けられるタイプで、竹の子を模ったもので、白釉を掛けて焼成されています。
厚く掛けられた白釉の隙間から朝日焼の地肌が楽しめる花器となっております。
共箱は少し汚れていましたが、お品物の状態は良い評価でお買取りをさせて頂きました。

朝日豊斎の茶道具買取ます!!

朝日豊斎は当代で15世となっており、14世の息子が跡を継いでいます。
朝日豊斎は花器だけではなく、茶碗や水指、茶入れなどの茶道具をとなっております。
煎茶道具では宝瓶と呼ばれる取っ手の無い小さめの急須の制作にも力を入れており、大変人気の高い茶道具を制作しております。
絵付をほとんど行わない朝日焼は、ロクロの技を大切にしており、ロクロ成形で生まれる微妙なカーブやロクロ目の表情が見事で美しい作品を制作しております。

朝日豊斎の作品には、「朝日」という文字が刻まれています。
ご自宅にある茶道具で「朝日」の文字が刻まれているものがございましたら、いわの美術が高価買取致します!!
お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。