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松拭漆丸香台

作家名: 川端近左
更新日: 2013/9/14

川端近左造 松拭漆丸香台

初代川端近左(かわばたきんさ)は
幕末に始まりました。
現在の川端近左は
2000年9月に襲名し6代目となりました。

主に棗の製作を行っており、
美しい作品を生み出して来ました。
当代である6代目川端近左は
「私が作っているのは鑑賞用ではありません。
お茶の道具ですので、お客さまに『使ってみたいな』と思っていただける物を作りたい。
その一方で、使える使えない関係なしに、思う存分好きな物を作ってみたいとも思います」
と、襲名の際に話されておりました。

松拭漆丸香台

丸香台は生花を置く際に花瓶の下に敷く丸い薄い板です。
主に松、桜、桐などを使用します。
今回の川端近左さんの松拭漆丸香台は
松に拭漆という技法を使った丸香台です。
拭漆とは
丸く切って作られた松の木に生漆を直接刷り込み、
その際に出た余分な漆を拭き取り、乾いたら磨く工程を
何度も何度も繰り返し工程を拭漆(摺漆)といいます。
手間が掛かっている分とても美しい艶が見えますね。