買取実績紹介

佐々木昭楽 黒楽茶碗

作家名: 佐々木昭楽
更新日: 2015/3/19

佐々木昭楽の黒楽茶碗買取りました

今回お買取致しましたのは、三代目 佐々木昭楽の長次郎「本覚坊」写の黒楽茶碗です。 長次郎の楽茶碗は、利休の侘びの美と心を忠実に表した象徴ともいわれ、当代十五代まで続く名跡です。

長次郎の有名な作品としては、赤楽の太郎坊、早船、木守、一文字や、黒楽の大黒、俊寛、次郎坊などがあげられます。


今回お買取の佐々木昭楽作の長次郎「本覚坊」写の黒茶碗は、落ち着きをもった黒楽であり、長次郎の名品を忠実に表現した風情をもつ作品です。

全体にやや厚作りの茶碗で丸みを持ち、口部は緩やかな起伏をつけ技巧的です。高台は小振りで低く、黒楽らしい泰然とした印象のある正統派の趣の茶碗です。

お買取した長次郎本覚坊写黒茶碗は、佐々木昭楽の楽歴代写茶碗シリーズのひとつで、茶碗の造形のみならず、釉薬の再現にも挑戦した意欲的なものとなっています。

佐々木昭楽の作品買取ます

佐々木昭楽は、千利休の創意により利休茶の湯の美意識を「碗」という形にした「楽焼」の美意識に傾倒し、その楽焼の伝統を守りながら、赤楽、黒楽などの茶陶として雅味のある作品づくりに力を注ぐ作家です。佐々木昭楽は、観賞用というよりも、茶席や家庭で楽しくお茶が飲める茶碗づくりを心掛けた作陶をし、初代長次郎や本阿弥光悦など、大家が生み出した楽焼の名物や写しを得意としています。当代は三代目佐々木昭楽となっています。

佐々木昭楽の作品は、実用面はもちろん、茶の湯が求める清閑・静寂・枯淡といった趣が込められており、名品の写し作品に人気が集まっています。

いわの美術では、佐々木昭楽の作品も行っております。佐々木昭楽の作品の買取査定は、お品物により査定額・評価も異なりますので、ご処分予定の佐々木昭楽の写し作品などがございましたら、オンラインメール査定をご利用いただき、作品の情報をお写真などでお送りくださいませ。折り返し買取査定担当スタッフより、買取見積額のご案内をさせていただきます。