買取実績紹介

金森紹栄の八景釜

作家名: 金森紹栄
更新日: 2015/1/6

金森紹栄の八景釜買取りました!

今回いわの美術がお買取いたしましたのは、金森紹栄作の八景釜です。

八景釜とは、茶の湯釜の形状のひとつである八角釜に属し、胴が八角形の八面を持つ釜です。

八景釜には、八面それぞれに「夜雨」「晩鐘」「帰帆」「晴嵐」「秋月」「落雁」「夕照」「暮雪」の八景文様が鋳込まれています。

この8つの景色を表す八景とは、もともとは中国湖南省の洞庭湖に面した瀟湘という場所の景勝八景を指しています。

山水画題・瀟湘八景を創始したといわれている北宋の宋迪(そうてき)が「瀟湘夜雨」「遠寺晩鐘」「遠浦帰帆」「山市晴嵐」「洞庭秋月」「江天暮雪」「平沙落雁」「漁村夕照」「江天暮雪」の山水画「瀟湘八景」に描いたことに始まります。 これが日本に伝わり、室町時代に近衛政家が琵琶湖に訪れた際、中国の瀟湘八景に模倣し、琵琶湖の八景「唐崎夜雨」「三井晩鐘」「矢橋帰帆」「粟津晴嵐」「石山秋月」「堅田落雁」「勢田夕照」「比良暮雪」を選んで、絵と和歌をしたためたものが「近江八景」と呼ばれます。


こういった八景を茶湯釜に仕立てたものが八景釜ですが、八景すべてが描かれているのは稀で、六景、四景、二景ぐらいのものがよくみられるとされています。

今回お買取りした八景釜は、鉄製で重さ2.9キロほど、蓋は銅製で、金森紹栄の落款のある共箱、共布付でした。水漏れなどもみられず比較的良好な状態でしたので、良い評価での買取となりました。

茶釜、風炉釜買取ります!

使わなくなった茶釜、風炉釜など、処分にお困りではありませんか?

茶釜、風炉釜は、大きくて重く、処分に困っていらっしゃる方も多いようです。

いわの美術ではお茶会用からお稽古用まで、茶釜、風炉釜を幅広く買取しています。

状態の良いものや書付のあるもの、人間国宝などの有名作家が制作した茶釜などは、買取の際、評価が高くなりますが、サビなどで状態のあまりよくない茶釜、風炉釜でも、いわの美術では買取の対象となっています。


お稽古用の茶釜などは、一点のみですと買取が難しい場合もございますが、他の茶道具などとあわせて、まとめて買取査定も行っております。

使わなくなってしまった茶釜や風炉釜は、大きくて場所をとってしまい、処分にお困りでしたら、是非いわの美術にご連絡ください。

買取査定は無料で行っており、万が一買取成立とならない場合でもお客様に費用などのご負担はございませんので、お気軽にまずは電話・メールにてお問い合わせください。