買取実績紹介

縁高重

作家名: 鈴木表朔
更新日: 2014/11/26

鈴木表朔の縁高重 買取りました!

今回お買取りしましたお品物は、鈴木表朔の縁高重です。

縁高重(ふちだかじゅう)は、折敷の一種で、茶道では主菓子を入れる正式な主菓子器です。通常は五つ重ねて一組とし、一重に一つずつ菓子を入れ客数だけ重ねて、一番上に一枚の蓋(総蓋)が添います。


縁高重には、真塗や透かしを入れたもの、切箔などがありますが、今回買取りの縁高重は、朱一閑塗の金蒔絵のもので、松の折枝を鶴がくわえた松喰鶴の文様が施されたお品物です。

松喰鶴の蒔絵が朱塗りに映えたお目出度い光景の素晴らしい鈴木表朔の作品でした。

鈴木表朔の作品買取ります

今回買取の金蒔絵の縁高重は、表派塗師の系統である京都の代表的な塗り師 鈴木表朔の作品です。

鈴木表朔の塗り技術への評価は高く、木村表斎を祖師とする京塗の主流「表派」の技法を継承してきました。鈴木表朔は、明治42年伊勢神宮の神宝、大正2年御大礼に際して高御座、御帳台、万歳幡の塗を担当し、また、大正5年には内務省御用掛となりました。


鈴木表朔の初代、二代、三代と続くその家系では、それぞれの個性が色濃く現れた京都らしい上品でオリジナリティ溢れる作品が特徴です。三代目の鈴木表朔は、日展、日本現代工芸展、京展などで数々の賞を受賞し、日工会展内閣総理大臣賞受賞など地位を上げ、現在でも創作を続けています。

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