買取実績紹介

香野壮明の飴釉茶碗

作家名: 香野壮明
更新日: 2014/8/12

茶碗の買取を行いました!!

今回、いわの美術がお買取したお品物は飴釉茶碗で、香野壮明の作品です。
飴釉茶碗はその名の通り、美しい艶のある飴色の釉をかけた茶碗の事で、抹茶の色がよく映える茶碗として知られています。
お買取した飴釉茶碗は、楽茶碗の独特の削り跡が見られます。
飴色の中に生まれる黒色は窯の中で直接炎が当たった事を示しており、この色を付けるためにあえて炎が当たる場所に置いて、出現させた色で、あて過ぎてしまうと真っ黒になり、控えめになると何も色が付かないため、全て計算されて生み出されています。
今回は共箱付でしたので、良い評価での買取となりました。

香野壮明について

今回、お買取りした飴釉茶碗の作者、香野壮明は中村梅山の三男として生まれ、本名を中村康平といます。
多摩美術大学彫刻科を卒業し、父、梅山の土に対する情熱と、探究する姿に感銘し、陶芸の道に進む事を決意し、号である香野壮明を襲名して作陶を開始します。
表千家・久田宗也宗匠、裏千家・井口海仙宗匠好みを制作しており、古めかしいのに新しいと感じるような茶味のある侘びた茶碗の制作を行っています。
また、本名の「康平」でも作陶を行っており、いわの美術では「壮明」「康平」どちらの作品でもしっかりと評価して買取を行っております。
今回のお買取では共箱付での買取でしたが、共箱がなくても評価は下がってしまいますが、買取る事ができます。
ご売却をお考えの香野壮明の作品をお持ちでしたら、いわの美術が買取ますのでお気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい!!