茶道具作家紹介

松田権六 まつだ ごんろく

重要無形文化財保持者(人間国宝
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石川県金沢市生まれの蒔絵師。
「うるしの神様」の異名を持つ。

7歳で蒔絵の修行を始める。
石川県立工業学校漆工科、
東京美術学校漆工科を経て1943年
東京美術学校教授に就任、
以後36年教鞭を取る。
1947年日本芸術院会員となり
1955年 2月15日に重要無形文化財
(人間国宝)保持認定を受ける。
伝統工芸の復興に力を尽くす一方で
並木製作所の蒔絵万年筆(ダンヒル・ナミキ)
の製作指導といった新しい蒔絵の
模索も行っている(この万年筆は、
ドイツ皇帝が、詔勅にサインする
国璽用にも使われた)。
1965年著書『うるしの話』で毎日出版文化賞受賞。