茶道具作家紹介

佐々木象堂 ささきしょうどう

重要無形文化財保持者(人間国宝)
更新日: 2009/10/16
佐々木象堂は本名を佐々木文蔵、
明治15年佐渡佐和田町に生まれ
大変貧しい家庭に育ち、11歳の頃から
奉公をし高等学校を卒業しています。
象堂は画家を志していましたが、
極度の近視のため画家として
立っていくことを諦めることとなり、
佐渡へ帰郷しました。
帰郷した象堂は20歳の初夏、
初代鋳金家 宮田藍堂 の門に入り、
名を「象堂」と名乗って鋳金家への
道を志しました。
ろう型鋳金の修行6年、師の許しを
得て独立自営をするようになり、
数々の素晴らしい作品を残した
象堂は、晩年、重要無形文化財保持者の
認定を受けました。
昭和36年80歳で亡くなりました。