茶道具作家紹介

井上萬二 いのうえ まんじ

日本工芸会参与、有田陶芸協会 人間国宝
更新日: 2009/10/29
佐賀県西松浦郡有田町出身。
生家は窯元であったが軍人を志し、15歳で海軍飛行予科練習生となった。
翌1945年に復員し、父親の勧めで十四代酒井田柿右衛門の元で働き始める。
修行7年目の1952年頃に奥川忠右衛門の作品に衝撃を受け、門下生となり
白磁や轆轤の技法を学んだ。
1958年に酒井田柿右衛門窯を退社し、県立有田窯業試験場の
技官として勤務を始める。
その傍らで独自の意匠や釉薬の研究に励んだ。