茶道具作家紹介

弘入 こうにゅう

楽家12代
更新日: 2009/10/29
楽家12代。安政4年(1857)〜昭和7年(1932)75歳。
11代慶入の長男。明治4年(1871)12代吉左衛門を襲名。
大正8年(1919)剃髪隠居して弘入と号す。
箆目も強く、二重の幕釉を得意としている。赤楽には、
青い窯変を出したものが多い。印は、大正8年(1919)に隠居するまでは
「楽」の中央の「白」の右側が「8」になった「8楽印」を使い、
隠居後は「楽」の中央の「白」の左右が炎のようになっている。
明治23年(1890)長次郎三百回忌を執り行い、
赤茶碗を300個作り、碌々斎筆の草楽印を使う。