茶道具買取・売却の知恵

高く売却するコツ

少しでも高く売却する為に、どういう工夫をしたらよいのか、いまいち思いつかない……。

茶道具を買取に出すにときに少しでも高く売却したいと思うのは当然です。
しかしながら実際にはどういう工夫をしたらよいのか、いまいち思いつかない……。
そんなお客様の為に弊社の鑑定人に聞いた情報をお伝えします。

買取依頼の前に掃除をする!

茶道具の買取・査定が行われる前に、お道具や外箱をキレイにしておきましょう。
鑑定人も人間ですので、印象が変わり買取額に影響が出る事もあります。
茶道具の中でも陶磁器や漆器類は手荒に拭いたり、誤った手入れをしてしまうと
傷がついてしまったり、割れてしまう事があり買取価格を下げるだけです。
お手入れの経験や自信の無い場合は、軽く埃を拭うぐらいが無難です。
状態を悪くするくらいならそのままの状態の方が買取店も安心します。
茶道具や骨董品などのお手入れはポイントさえつかめば難しくありません。
漆器類は日光等の光に長時間晒されると色褪せがおきます。
乾かす為だからといって日干しはやめましょう。
乾燥や水気にも弱く、最悪の場合、ヒビや剥離の原因になりますので、
漆器類は水拭きをした後に乾いた軟らかい布ですぐに水気を丁寧に拭いましょう。
金属製のお品物は水気と空気が大敵です。銅器と鉄器は其々サビと緑青が出ます。
これが出ますと一部のお品物を除き、査定額は大きく下がります。
銀器は空気で変色を起こしますが、小まめな乾拭きで輝きを保ちます。
金属製品は空気や水気を極力排して手入れ、保管する事が大事です。

買取依頼の前に共箱を揃えましょう!

茶道具や骨董品などのお品物は、殆どの場合、購入や保管当時には木箱があったはずです。
そういった茶道具の為に造られた木箱を共箱といいますが、
共箱には作者の名前や、茶道具の銘、又は家元等の花押や書付があることがあります。
茶道具や骨董品の査定額は共箱の有無で大きく差が出ます。
勿論、木箱や外箱がない状態の茶道具でもお買取はできますが、
木箱や外箱がある方が確実に査定額は高価になりますので、
バラバラに保管してある場合には揃えておく事が大事です。
もし、木箱が沢山ありどの共箱かわからない状態でも鑑定人が合わせますので、
取りあえず全ての木箱を出しておくという手もあります。

揃いのお品物は失くさないで!

茶道具に限らず、洋食器などにも言える事なのですが、
揃いの食器類や懐石家具などを揃わない状態にしますと買取額が下がります。
1客たりない、1枚たりない状態のお品物はよく拝見させて頂きます。
茶道具の場合ですと1客たりない数茶碗などが良い例です。
揃っているお品物と、揃っていないお品物には大きな差が出ます。
家の中をご一緒に探しますと出てくる場合もあるので、
1客足りないときは家の中を探してみては如何でしょうか?

付属品も忘れずに!

もともとある付属品がきちんと揃っていることで、買取価格は更に高くなります。
茶道具などの場合ですと、木箱を留めていた紐や木箱の中に入っていた紙、
木箱を包んでいた布などの付属品が揃っている状態であれば
買取価格は高くなります。

これだけは注意!

茶道具の買取依頼をする以上、誰しもが高く買取ってもらいたいと思うものですよね。
中には、一生懸命お手入れをしてしまった事が裏目に出て、価値を半減させてしまう事も。
お手入れ際に気を付けておくべき事をお伝えいたします。
・誇りや手垢で汚れた箱や道具を執拗に拭いたり、磨いたりしない
・品物が欠けたり、割れたりしたからといって、修理してしまわない
・品物が欠けたり、割れたりしたからといって、化学接着剤等を使わない
・油を塗ったり、紙ヤスリでこすったりしない
・木箱が壊れたからといって捨ててしまわない
・箱の中の道具を保護するための古い紙、新聞紙、布などが汚れているからといって
捨ててしまわない

こういった処理ってつい、してしまいがち……。
茶道具や骨董品は、できるだけそのままの状態でお持ちください。
当サイトを監修する「いわの美術株式会社」では、多少傷のあるお品物でも買取致します。
買取の成立・不成立に関わらず、いわの美術では査定・見積もりを無料で行っております。
まずはお問合せ下さい。