茶道具作家紹介

黒田辰秋 くろだたつあき

重要無形文化財保持者(人間国宝)
更新日: 2009/10/18
漆匠であった父・黒田亀吉の仕事場で
木工や漆工の技術を体得。
1929年上賀茂民芸協団を組織。
1934年志賀直哉らの推奨を受け
初個展を開催。
刳物(くりもの)や指物(さしもの)の
木工とともに乾漆や螺鈿といった
漆芸を駆使し幅広く活躍する。
重厚なつくりのなかにシャープで
キレのある独自の作風を確立した。
日本民芸協会・国画会・日本工芸会に所属。
1968年皇居新宮殿に拭漆樟大飾棚、
扉飾、椅子、卓を制作。
1970年木工芸にて重要無形文化財保持者に
認定された。