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茶碗「彩紅彩」

作家名: 河井寛次郎
更新日: 2015/8/8

河井寛次郎の茶碗買取ました

今回、いわの美術がお買取したお品物は河井寛次郎の茶碗です。
濱田庄司と出会った頃の素朴で味わい深い、用の美を追及した河井寛次郎らしさが全面に出た茶碗で、目立った傷や汚れもなく、とても良い状態で買取らせて頂きました。
この茶碗には「彩紅彩」という銘がつけられており、共箱付での買取となりました。
茶碗など茶道具の買取の場合、共箱と呼ばれる作品を収納する木箱がご一緒ですと買取額が上がる場合もございます。
今回の買取は河井寛次郎の作品以外の茶碗や水指、釜など茶道具一式の買取でしたので、出張買取でご自宅までお伺い致しました。


いわの美術では一度に大量の買取となる場合は、基本的に日本全国出張買取で対応しております。
今回のように茶道具一式のご売却の場合、1点では買取る事ができないような練習用の茶道具でも、いわの美術ならまとめての査定で買取る事が可能です。

河井寛次郎について

河井寛次郎は重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けるほどの実力と評価を持っていましたが、自らの納得する陶芸活動を貫き通したいと、日本芸術院会員推挙も含め、全て辞退しているというこだわりを持って作陶を行ってきました。
そのため生涯にわたり、劇的に作風を変化させていった陶芸家としても知られており、河井寛次郎の柔軟な創作姿勢を感じる事ができます。


河井寛次郎は大工の家に生まれており、昔から手先が器用な方でした。
バーナード・リーチの新作展を見た事で陶芸家を志すようになり、バーナード・リーチの窯を訪れ、影響を受けました。
その後、京都市立陶磁器試験所では濱田庄司とともに1万種以上の釉薬の研究や、中国陶磁など過去の陶磁の模倣や研究を行うなど、様々な陶芸に触れています。
一度はこの中国古陶磁の作陶スタイルで人気を得ましたが、常に新しいものを取り入れていった河井寛次郎はやがて民芸陶器にたどり着きました。
戦後の材料不足に悩まされながらも陶芸への熱い思いは消える事なく、晩年まで精力的に作品を作り続けました。


こういった事から河井寛次郎の作品は、意外と多く残されていますが、銘や陶印が記されていない事が多く、判断する事が難しい作家の一人でもあります。
いわの美術であれば、年間に多くの買取実績を誇っておりますので、しっかりと評価して買取を行っております。
河井寛次郎の作品の買取なら、数多くの信頼と実績を誇る、いわの美術にお任せ下さい。

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