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友斉の伝来写笹蒔絵棗

作家名: 友斉
更新日: 2014/9/25

棗の買取を行いました!!

今回、いわの美術がお買取したお品物は棗で、棗とは抹茶を入れる木製漆塗の蓋物容器で、薄茶器と呼ばれるものです。
棗という呼び方は植物のナツメの実にその形状が似ている事が呼ばれるようになったと言われています。
現在では濃茶を入れる陶器製の茶入を「濃茶器」と呼ぶのに対して薄茶を入れる塗物の器を「薄茶器」と呼んでおり、この薄茶器の総称が棗という呼び方になります。
この薄茶器ですが、もともとは濃茶のための容器の入れ物が転用され薄茶器として独立して現在の形となっています。


さて、お買取した棗ですが、利休形と呼ばれる棗の基本形をしており、これには大、中、小と大きさがあり、今回お買取した棗は大棗になります。
共箱には伝来写笹蒔絵棗と書かれており、作者である友斉の文字と落款、そして代々表千家の宗匠を務める茶家である堀内家の12代当主であった堀内宗完の花押と書付がある棗でした。
ちなみに今回の笹蒔絵は笹に露があるように細工が施されており、これは利休時代の蒔絵を伝える「笹露蒔絵棗」の写しというのが分かります。
とても状態が良く、堀内宗完の花押と書付のある棗という事でしたので高価買取で対応致しました。

棗買取ます!!

いわの美術では棗の買取を強化しており、年間に多くの買取実績を誇っています。
棗は時代が進み連れてその形を変化させ、種類を増やし、現在では多種多様な棗(薄茶器)がございます。
基本的にどんな棗でも買取を行っておりますが、練習用の棗の場合1点での買取が難しく、複数まとめてお譲り頂くか、他の茶道具と一緒にお譲り頂く事であれば買取る事ができます。
また、今回のように著名な茶人の書付や花押のある棗、有名作家の棗、古い時代に作られた棗、高度な技術が施されている棗には高価買取が期待できます。
傷、汚れ、蒔絵の欠損具合によって買取額は変わってきますが、いわの美術では他店で買取を断られた棗でも精一杯頑張って買取らせて頂きます!!
棗のご売却をお考えでしたら、まずはいわの美術までお気軽にご相談下さい。

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