買取実績紹介

中村宗悦 行雲棚

作家名: 中村宗悦
更新日: 2016/3/25

行雲棚買取りました

今回いわの美術がお買取したお品物は、中村宗悦の行雲棚です。
行雲棚は裏千家十五世・鵬雲斎が好んだ棚として知られており、本歌制作は初代・萩井好斎が行いました。
行雲棚は天板と地板は松材を、四本柱は桑材を使用した二重棚で、中板が楓材、勝手付に桜材の脇板、客付に行雲透しのある梅材の脇板を使用しています。
さらに勝手付と向うに白竹を渡し流水透しのある玉椿材の腰板を嵌め、客付には黒柿材の横桟を二本渡したもので、こうして文字にするとすごく分かりにくく感じますが、簡単に説明すると様々な素材が使われている棚という事で、行雲と流水の透しがあるため禅語の「行雲流水(こううんりゅうすい)」が名称の由来と言われています。
ちなみに「行雲流水」は「空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動する」という意味の禅語で、茶の湯の精神には禅の教えがあるため、まさに茶の湯の席にぴったりな炉、風炉どちらでも使用できる棚です。


さて、今回お買取した行雲棚は、髹漆(きゅうしつ)の技法を得意とする中村宗悦が手掛けたもので、共箱もしっかりとありました。
しかし、一部にシミや傷があった事がマイナス評価となりましたが、お客様もご納得頂ける買取額で買取らせて頂きました。

棚物買取ます

茶道では棚物を使用するお点前があるのですが、棚物は茶席の道具畳に据えて点前に際し、茶道具を飾り置くために用いる道具です。
そのため、様々な種類の棚物が存在し、台子、大棚、小棚、仕付棚、箪笥に分類され、その中でも今回お買取した行雲棚のように三千家の家元の好み物も存在します。
棚物は基本的に組立式ですので、接続部分が折れてしまう事も多く、こういったマイナス要素は買取額にも影響してきます。
また、漆塗りが施されていない木地の棚物も存在し、シミになりやすいため気を付けなければなりません。


いわの美術では年間に多くの茶道具の買取を行っており、棚物も出張買取などで対応し、買取を行っております。
棚物の種類によっては1点では評価できない事も多くございますが、茶碗や水指など不要な茶道具とご一緒に査定を行う事も可能ですので、処分をお考えの茶道具がございましたら、しっかりとした評価で買取る事ができる、いわの美術まで、お気軽にお電話、メールにてご相談下さい。