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茶道の基礎知識~茶杓・筒のいろいろ

2017/06/25

茶道の基礎知識~茶杓・筒のいろいろ

   

ここでは茶杓・筒の種類や、扱い方などを、裏千家の作法をもとに紹介します。

茶杓は、茶をすくうための道具で、基本的には竹を削ったものです。竹を真・行・草に削ったものに分類されますが、他に象牙や鼈甲、桜、榊を素材にしたものや、蒔絵や漆が施されたものなど、竹以外の素材でつくられたものもあります。

   

真…節無。竹の節がないもので、象牙で同様の形も真にあたる。

行…元節。切上に節があるもの。

草…中節。節を中ほどに残したもの。

その他…桜、松、梅、桐、鼈甲など竹以外の素材が使われたものは草の扱いとなる。

   

茶杓には季語や禅語、漢詩などからそった銘や、いわゆる歌銘や句銘が付けられたものもあり、茶杓をおさめる詰筒には、作者自身の筆によって銘が書かれたものも多くあります。

茶杓や筒の風合い、自筆の銘は作者自身の人となりを垣間見ることができるものです。


茶杓の歴史についてはこちら

   



詰筒   

蓋には杉の栓を用いるのが一般的です。栓から筒へ〆または花押などを書き、封とします。筒は皮の削り方によって真・行・草に分けられます。また、茶杓の銘によって一双や、三本組になっている筒、四季や十二か月の銘が揃っているものなどもあります。

割筒      

両端に竹の節を残し、二つ割にして裏側の上下を綴じたもので、筒の裏側に銘や花押が書かれていることもあります。

   


茶杓・筒~扱いの注意点

   

茶杓は真・行・草に分けられますが、点前によって使う茶杓が決められています。薄茶点前の場合は、竹であれば中節、竹以外の材質でつくられた草の茶杓を用います。 また、ほとんどの場合、筒が添っていて、作者と銘が記されていますので、茶会や茶事の際は、その趣向や道具の取り合わせで、用いる茶杓を選びましょう。

   

また、竹以外の場合は、桜なら春、榊であれば神事釜などの取り合わせも考えられます。なお、濃茶点前では木材の茶杓は用いません。

   

茶杓を筒から出すときは、花押や銘など文字が書かれている部分には手をふれないように気をつけます。そして、茶杓は節より下を持つように心がけましょう。

   

茶杓の基本的な持ち方

   

茶杓を持つときは、常に節より下を持ちます。 節より上、櫂先は口にするものをすくうので、常に清潔感を保つ心構えで扱いましょう。節がない茶杓は、節がある心持ちで下をもつように扱います。五つ節など節が複数あるものは、だいたい中ほどに目処をつけて扱います。

   

茶杓の席中での扱い

   

茶杓は節より下を持って扱うのが基本で、点前中も同様ですが、ただ単に持てばよいというわけではありません。

   

茶杓は右手で持って取り置きしますが、親指と人差し指で軽く持ち、親指が人差し指よりも前に出ないように心掛けましょう。 茶杓によっては細く削られたものもありますが、その場合は、帛紗で清めるときや、茶杓を茶碗の縁に打つときなど、力をいれすぎないように注意しましょう。

   

濃茶点前でも薄茶点前でも、茶杓を持って茶碗に茶を入れますが、そのときには、切止の近くを持つのではなく、節と切止の間くらいを持つようにします。茶杓の端を持ちすぎると、茶入や棗の蓋をとるときに茶杓を握り込めなくなってしまいますので、自分の手の大きさを知り、茶杓のどの部分を持つのがよいか覚えておくことが肝要です。

   

   

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