今回いわの美術がお買取したお品物は、村瀬治兵衛の竹根棗です。
村瀬治兵衛は名古屋に拠点を置く木工ろくろの木地師で、代々その名が受け継がれています。
木地師としては7代目になりますが、村瀬治兵衛としては当代で3代目になります。
漆器は1つの作品を分業によって仕上げていきますが、村瀬治兵衛は分業を行わず、木地から塗りまで一貫して一人で制作するスタイルを続けています。
さて、今回お買取りした竹根棗ですが、竹根とは竹の根っこの近い部分から採り出し、そこに漆を塗ったものになります。
竹を使った茶道具は侘び寂びを重んじる茶道において大変人気が高く、自然そのものを利用するため、1つとして同じものがないのも魅力の一つです。
今回お買取りした竹根棗も村瀬治兵衛の技術が合わさり、何とも言えない趣を感じる素晴らしい棗でした。
いわの美術でも買取実績の多い村瀬治兵衛は人気作家で中古市場でも需要がございます。
共箱と呼ばれる作品を収納する木箱があるとプラスの評価となり、傷や汚れのない美品であると高価買取も期待できます。
よく、「新品でなければ買取ってもらえないでしょ？」と聞かれますが、茶道具は中古品でも十分に高価買取となるお品物も多数ございますのでご自身で勝手に判断せず、専門家である私たちいわの美術にお任せ下さい。
いわの美術では査定・見積を無料で行っており、買取不成立であっても費用を請求する事はございませんのでお気軽にご相談下さい。
