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竹元郁雄 越前焼茶入

作家名: 竹元郁雄
更新日: 2016/2/10

竹元郁雄の越前焼買取ました

今回、いわの美術が買取したお品物は竹元郁雄の越前焼の茶入です。
茶入は茶道には欠かせない道具の一つで、茶の湯の席では拝見するため、実用性以外にも美しさも求められます。
竹元郁雄は越前町に峰越窯を持ち、30年以上越前焼に携わってきました。
「温かく使いやすい」をテーマに作陶を続けており、特に茶道具は寸法という制約の中でいかに自分を表現する事ができるかという事にチャレンジしています。
竹元郁雄の作品の特徴は独特の緋色にあり、これは古い越前窯の発掘に参加した際に真っ赤なすり鉢が出たのを見て「日本全国探してもこの緋色はない」という緋色の作品を作り出す事を目標にして実現させたものでした。


お買取した竹元郁雄の越前茶入も濃い緋色が美しく、焼締めならでは自然釉の融け具合や土の温かみも感じる素晴らしい出来栄えでした。
象牙蓋や仕覆、作家の略歴を記したものもあり、茶入の買取ではこういった細かい部分も評価の対象となりますので、今回は1点でも評価できました。
茶入は中古市場でも需要がございますので、使わなくなった茶入がございましたら、お気軽にいわの美術までご相談下さい。

越前焼買取ます

越前焼は瀬戸、常滑、信楽、丹波、備前と並ぶ日本六古窯の一つで、その歴史は平安時代から始まったと言われています。
越前焼という名称は、第二次世界大戦後に小山富士夫らによって日本六古窯の一つにあげられた際に使用されるようになったもので、それまでは織田地区(旧・織田町)で焼かれていた事から織田焼と呼ばれていました。
最大の特徴は鉄分の多い土で釉薬を用いず高温で焼成されるため、薪の灰が器に流れ出し、溶け込む自然釉の風合いが特徴の焼締めの焼物という事です。
他の六古窯は江戸時代に入ると茶器を中心に制作を行うようになりましたが、越前焼だけは雑器を焼き続け、一時は廃絶に危機に直面しました。
越前焼が再び脚光を浴びるようになったのは1970年に越前陶芸村が作られ、観光客が増えた事が大きな要因となりました。


いわの美術では越前焼の買取を行っており、茶道具としての越前焼はもちろん、雑器としての越前焼の買取を行っております。
作家物や古い時代の越前焼は高価買取が期待できるものもありますので、お問合せの際はお品物の詳細がお分かりであればしっかりとお伝え頂く事で査定がスムーズに進みます。
また、焼締めの焼物は備前焼などもあり、ご自身では判断できないという方もいらっしゃるかと思いますので、そういった場合は私たち鑑定のプロにお任せ下さい。

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