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13代坂田泥華(天耳庵)の萩茶碗

作家名: 坂田泥華
更新日: 2014/8/26

萩茶碗の買取を行いました!!

今回、いわの美術がお買取したお品物は、萩茶碗で坂田泥華の作品です。
萩茶碗は、茶道の世界では「一楽、二萩、三唐津」と呼ばれ、茶人好みの茶碗として人気を博してきました。
萩茶碗の特徴は、土味と素地の景色、薄くかけた釉、そして使用するごとにお茶が染み込み、表面の変化を楽しむ「萩七化け」があり、育てる茶碗として長年同じ茶碗を使い続けている人もいらっしゃいます。
また、萩茶碗に多い形状が井戸茶碗と呼ばれるもので、高台部分から上に向けて末広がりになっている形が特徴で、井戸茶碗は高麗茶碗の一種で、高麗茶碗の中では最も珍重された茶碗でした。
お買取りした萩茶碗も井戸形の茶碗で、高台に梅花皮(カイラギ)が見られ、全体に薄く掛けられた釉とその下に見える赤い土肌の加減が絶妙で美しい景色を持つ萩茶碗でした。
3重箱である事から、良い萩茶碗である事は一目瞭然で、今回は萩焼の名工・坂田泥華の作品という事で、高価買取で対応させて頂きました。

坂田泥華の作品買取について

坂田泥華は山口県長門市深川にて代々継承されている萩焼の陶芸家の名で、萩焼の始祖である李勺光(りしゃくこう)の流れをくむ家柄と知られており、坂倉新兵衛、田原陶兵衛、新庄助右衛門と合わせて深川は萩四家の一つに数えられています。
今回、お買取りした作品は13代坂田泥華の作品で、「泥華井戸」と呼ばれる伸びやかで優雅な雰囲気を持つ独自の作風で知られており、お買取りした萩茶碗にもしっかりと感じる事ができました。
また、井戸茶碗の研究を行い、焼成時に釉を剥ぎ取る事により、柔らかい斑紋を表現した剥離釉などの新しい技法を生み出した事でも知られています。
13代坂田泥華にはのちに坂田泥華の名を継ぐ息子がいらっしゃいましたが、襲名する前に他界してしまったため、息子に15代を追贈すると同時に自らを14代坂田泥珠と号すようになり、作陶を続けました。


いわの美術では、坂田泥華の作品の買取を行っており、坂田泥華の作品は主に茶碗が多く、高価買取が期待できます。
坂田泥華の萩茶碗のご売却をお考えでしたら、まずはいわの美術までご相談下さい。

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