買取実績紹介

富田静山の菱馬水指

作家名: 富田静山
更新日: 2014/4/9

菱馬水指買取りました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は菱馬水指で、富田静山の作品でした。
富田静山は京都の陶芸家で、置物や茶道具を主に制作していた清水焼の窯元で、現在は後継者がいなかったため廃窯となっています。

お買取りした菱馬水指は菱形の器形をしており、両面大きくとった窓の中には前面に2匹の馬、後面に1匹の馬を描いた呉須水指の代表的な形です。
もともとは江戸時代に中国から輸入されたもので、その作風が茶人に好まれたくさんの写しが作られたものです。
また、呉須水指の中では菱形と12角形が喜ばれ、菱形はこの馬絵があるものが一番重宝されています。
通常は蓋に山水文様とつまみは竹節の形をしたものが同じ材質で共蓋としてあるのですが、今回は真塗の蓋となっておりました。
これは、蓋が紛失したりすると真塗で新たにあつらえて使用するのでその事をふまえて評価し、買取を行いました。

水指買取ます!!

いわの美術では、今回お買取りした菱馬水指以外の水指の買取も行っております。
水指はたくさんの作家が手掛けていますので、多種多様の器形、模様がございます。
また、制作した作家によって買取額も変わってきますので、お問合せの際は誰の作品でどのような作品なのかなるべく詳しくお伝え下さい。
また、水指の買取では練習用の水指もございます。
練習用は1点ではお値段が付けにくく買取が出来ない場合もございますが、他の茶道具と一緒もしくは練習用の道具が複数ある場合は買取る事が可能です。
練習用かお茶会用か分からない水指や茶道具でも、いわの美術では出張買取にお伺いして、弊社の方でお調べしてから買取らせて頂きますので、ご処分をお考えの水指や茶道具がございましたら、いわの美術までお気軽にご相談下さい。