買取実績紹介

川瀬表完の木地溜塗三友棚

作家名: 川瀬表完
更新日: 2014/3/13

三友棚買取ました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は三友棚で、塗師・川瀬表完の作品です。
川瀬表完は京都の塗師で、伝統の京漆技法を継承する一方で、新素材を使った新しい漆器の制作を行っています。

茶道具でいう棚には点前座に置く形式の棚と茶室にしつらえた仕付棚の2種類に分けられています。
お買取りした棚は点前座に置く形式の棚で、この棚は幅によって大棚、小棚と呼び分けがされており、どちらの棚も広間で使います。

三友棚とは地板が四方、天板が丸で竹の二本柱で出来た小棚で、明治始めに大徳寺471世牧宗宗壽和尚が三千家の融和の為として大徳寺境内の松と竹を提供して作らせた棚です。
そのため、表千家碌々斎は松の天板と地板に摺漆、裏千家又?斎は竹の二本柱、武者小路千家一指斎は天板の木口に「溢梅蒔絵(こぼれうめまきえ)」がそれぞれの好みとされ、松竹梅を表す事から「三友」という銘を付けられました。
お買取りした三友棚は天板の木口に「溢梅蒔絵」が施されているものでしたので、武者小路千家のものとなります。
共箱にはシミや汚れが目立ちましたが、三友棚はとても綺麗な状態でしたので良い評価でのお買取りとなりました。

茶道具の棚買取ます!!

茶道具で使われる棚には今回お買取りした三友棚の他にも色々な種類がございます。
中には季節限定で使われる棚もございます。
ほとんどの棚が組み立て式でコンパクトに畳む事ができますが、天板などの棚板は畳む事ができないのでどんなにコンパクトになっても棚板の分だけの大きさとなってしまいます。
そのため、保管場所にも困る方も多く、いわの美術でもお買取りの依頼を受ける事が多いお品物です。
基本的に棚だけのお買取りではなく茶碗や水指といった他の茶道具とご一緒にお買取りする事が多く、ほとんどの場合は出張買取で対応させて頂いております。
ご売却をお考えの茶道具の棚がございましたら、使っていない茶碗や水指などもご一緒にいわの美術にお譲り下さい!!
たくさんのお問合せ、心よりお待ちしております。