買取実績紹介

珠高山寺香合

作家名: 辻石斎
更新日: 2014/3/10

珠高山寺香合買取りました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は珠高山寺香合で山中塗の塗師・辻石斎の作品です。

お買取りした香合は、宝珠という仏教において様々な霊験を表すとされる宝の珠のことで、日本では一般的に下部が球形で上部が円錐形にとがった形で表わされる事が多く、お買取りした香合の形も蓋が円錐状になっています。
また、高山寺は京都市にある寺院の事で、絵画、典籍、文書など多くの文化財を伝える寺院として知られ、その中の国宝の1つ「鳥獣人物戯画」の一場面を描いている事からこの名が付けられました。

茶道では、漆の香合は風炉の季節に使われます。
外箱には傷がございましたが、共箱にはシミ1つ無く、香合にも傷が無く使用感をあまり感じない綺麗な状態でお譲り頂きました。

辻石斎の漆器買取ます!!

辻石斎は石川県加賀市で生産される漆器・山中塗の作家で、初代は木地師でした。
2代の功績によって石斎の名は広まり、千家御用家より御用を賜り、当代は5代目となっております。
北大路魯山人との繋がりも深く、造形や蒔絵の指導を受け、茶道具をはじめ様々な漆器の制作を行っております。

山中塗の特徴は、木地を縦方向に器の形をとる事で乾燥による歪みが少なく堅牢なのが特徴で、木地のまま他の漆器の産地へ出荷される程良い物を作っています。
また、生漆をそのまま木地に摺り込み拭きあげる工程を何度も繰り返し、杢目の美しさをいかした漆器に魅力があります。
堅牢で、漆のひび割れ等が少ない山中塗の作家・辻石斎の作品をお持ちでしたら、いわの美術が高価買取致します。お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい!!