買取実績紹介

粟田庄左エ門の刷毛目数茶碗

作家名: 粟田庄左エ門 押小路窯
更新日: 2014/2/1

刷毛目数茶碗買取りました!

こちらは先日神奈川県横浜市でお買取りさせて頂きました、粟田庄左エ門の刷毛目数茶碗です。
数茶碗というのは大寄せの茶会で水屋から茶をたてて出すのに使う揃いの茶碗や、数寄者や宗匠が数を限定して焼かせる好みの茶碗のことを指します。

写真を見て分かるように、茶碗には刷毛で白土を塗った刷毛目が残っています。陶磁器の加飾法の刷毛目とはこれに更に透明な釉薬をかけたものを言います。
刷毛目茶碗は元々は朝鮮で始められたもので、高麗茶碗の一種でした。

押小路窯の作品買取ります!

押小路窯は粟田口焼(あわたぐちやき)の創始者、三文字屋九右衛門(九左衛門)の子によって開かれたと言われています。
開窯後から明和頃まで仁清写の作品を盛んに製作しました。仁清写の作品以外には交趾焼、染付、また青磁作品なども製作しています。
現在の押小路窯、押小路焼は今回お買取りした数茶碗の作者、粟田庄左エ門が茶道具を中心に作陶を行っています。

いわの美術では押小路窯の作品買取を行っています。
押小路窯の作品には「押小路」と陶印が押されています。比較的読みやすい字ですので、茶道具や陶芸作品に詳しくない方でも一目見ればお分かり頂けるかと思います。
ご売却、ご処分をお考えの茶道具、陶芸作品に押小路の作品がございましたら、是非一度いわの美術にお問合せ下さい。