坪島土平　薔薇文皿

今回、いわの美術がお買取したお品物は坪島土平の薔薇文皿です。
坪島土平は「東の魯山人、西の半泥子」と言われた川喜田半泥子の跡継ぎとして廣永窯を受け継いだ人物としても知られており、川喜田半泥子が自由な発想で作陶を行っていたため、坪島土平は志野、織部、朝鮮唐津、伊賀など幅広い制作を行っています。

坪島土平の生家は呉服商で、幼い頃から芸術センスを磨く環境下にありました。
そのまま将来は呉服関係に進むと思われていましたが、戦争によって大阪へ疎開した際に、たまたま川喜田半泥子の窯場の近くだった事で川喜田半泥子を手伝うようになり、強く影響を受け陶芸家になる事を決心しました。
50歳になってから坪島土平としての作品を作れるようになったと語る坪島土平は、幼い頃に培った芸術センスと、天才・川喜田半泥子から学んだ技術をいかして、素晴らしい作品を作り続けています。
今回、お買取した作品も薔薇という洋風なモチーフでありながらも、和のテイストを忘れない絵付けで坪島土平にしか出せない味がしっかりと伝わってくる素晴らしい作品でした。
作品、共箱どちらも綺麗な状態でしたので高い評価での買取となりました。

いわの美術では坪島土平の作品の買取を日本全国で行っており、出張買取・宅配買取で対応しております。
いわの美術ではお客様に出張費や査定費として費用を請求する事はなく、買取不成立であっても同じです。
また、作者が分からないお品物であっても在籍する鑑定士は熟練の知識と買取経験を持っており、しっかりと評価して買取る事が可能です。
他店では評価がつかず納得できなかったお品物はございませんか？
そういったお品物がございましたら、いわの美術までお気軽にご相談下さい。
また、坪島土平などの陶芸家の作品は共箱と呼ばれる作品を収納する木箱に入っている事が多く、共箱は作品を保証する役割を持っており、共箱の有無は買取額にも大きく影響してきます。
処分してしまいがちな共箱ですが一緒に保管してあるようでしたら、お問合せの際は忘れずにその事をお伝え下さい。
皆様からのお問合せ、スタッフ一同心よりお待ちしております。