買取実績紹介

御園棚

作家名: 作者不明
更新日: 2016/2/12

御園棚の買取を行いました

今回、いわの美術がお買取したお品物は御園棚(みそのだな)です。
茶道は正座をして行うものだと認識している人も多いかと思いますが、立礼(りゅうれい)というテーブルとイスを使って行う点前があります。
御園棚はこの立礼の点前で使用する棚で、立礼の点前は裏千家11代・玄々斎が1872年に京都で開催された博覧会に向けて政府から茶道で行われる作法を工夫するように要請があり考案したもので、当時他の流派から「そこまでして茶道を崩す必要はない」と多くの批判を受けました。
しかし、立礼の点前はテーブルとイスを用いる事以外は他の点前と使われる道具は一緒で、一部の作法は異なるものの基本は正座で行われる手前と同じように進行していきます。
そのため、立礼の点前を考えた裏千家以外の流派でも現在は取り入れられるようになりました。


今回、お買取した御園棚は裏千家の立礼の点前で使われるもので、裏千家14代・淡々斎により新席「又新(ゆうしん)」が裏千家内に作られた際、喜代子夫人の設計による御園棚が据えられた事で淡々斎好みとなりました。
春秋棚と似ているのですが、前板の透かしが春秋棚は銀杏になっているのに対して御園棚は七宝になっている事が大きな違いです。
今回、お買取した御園棚は組み立て式で、この他にも立礼の点前に必要なテーブルやイスもご一緒にお譲り頂きました。
一部漆の剥げや目立つ傷がありましたが、それ以外は特に傷んだ場所もなく、高い評価で買取を行いました。
こういった大型の棚物でもいわの美術では買取を行っており、出張買取でも対応しております。

不要な茶道具買取ます

いわの美術では不要な茶道具の買取を行っております。
茶道は流派、お点前、季節などによって使われる道具が決まっているため、一人の方でも複数の道具を所有しなければなりません。
また、茶道の教室を開いていたりすると新しい道具も揃えなければならないため、不要な茶道具も増えていってしまうかと思います。
そういった不要な道具を売却して新しい茶道具を購入する資金にしませんか?
茶道具は中古市場でも人気の高いお品物で、複数まとめてのご売却であれば1点ずつの買取よりも高く評価できる事もございます。
また、茶道具の買取にはしっかりとした知識を持たなければ正当な評価をする事ができず、損をしてしまう場合もあるかと思います。
いわの美術は美術品、骨董品を中心に買取を行っており、在籍する鑑定士のほとんどが豊富な知識と買取実績を持ち、新人教育にも力入れ、社内全体で高いレベルを目指した買取を行っています。
ご売却をお考えの不要な茶道具がございましたら、多くのリピーターを持ち、独自の流通ルートを持ついわの美術にお任せ下さい。