買取実績紹介

笹田(平安)仁史 国司茄子写茶入

作家名: 笹田(平安)仁史
更新日: 2015/8/17

笹田(平安)仁史の茶入買取ました

今回は、笹田(平安)仁史の名物写茶入をお買取致しました。

茶入の作者の笹田(平安)仁史は、登り窯にて作陶し、唐物茶入の写を得意とする京都出身の現代の陶芸家で、買取した茶入は、象牙蓋があわせられた国司茄子写の上品な仕上がりのお品です。


買取した笹田(平安)仁史の茶入の、国司茄子は大名物の写です。

大名物とは、利休以前に選定された名物茶器で、最もいわれが深く貴重なものとされています。

お買取した大名物の国司茄子写茶入の、茄子というのは茄子に似た形と釉色に由来するもので、伊勢の国司北畠が所持したのでこの名があります

茄子を最上とするといい伝えがあり、国司北畠から八幡の滝本坊に移り、天下第一と賞賛されていました。 買取した国司茄子写茶入は、使用感も少ない美品で、仕覆も付属しており、共箱付で好評価にてお買取を行いました。

茶入買取ます

茶事の本題は濃茶を差し上げる事といわれており、その濃茶を入れる濃茶器と呼ばれる器が茶入です。

いわの美術では、茶入の年間買取実績も多数を誇っています。


茶入には鎌倉時代に中国宋より薬入れとしてもたらされ、後の室町~戦国時代の頃まで唐物が最上の茶入として輸入されていました。そして、侘びさびの茶道の隆盛とともに、国焼の茶入が主流となっていきました。


茶入は大きさも形も様々あり、材質も陶磁器、金属、ガラス、象牙など多種多様で、それぞれ買取評価が異なります。

また、茶入に付属する仕覆も茶席では、拝見の対象となるため、買取査定では、茶入そのものの他、仕覆も評価の大切なポイントのひとつとなります。

茶入の買取のお問合せの際は、仕覆など付属品の有無もあわせて、買取担当者へお伝えください。

人間国宝金重陶陽や三輪休雪などの有名作家の茶入や、純銀製や錫製の茶入などもお品物により、高価買取しております。