買取実績紹介

御室窯 仁清撫子水指

作家名: 御室窯
更新日: 2015/6/2

御室窯の仁清撫子水指買取ました

こちらのお写真は、先日他の茶道具とあわせてお買取致しました御室窯の仁清写の水指です。


色絵磁陶器を完成し、京焼の祖といわれた江戸初期の陶工 野々村仁清は、京都御室の仁和寺近くで開窯しましたが、その仁清が開いた窯の名を受け継ぐのが、今回お買取した御室窯です。

京都伝統工芸の流れを汲む御室窯は、仁清の持つ特異な雰囲気やその独自性を巧みに表現し、日本独自の色絵として、また交趾や染付などの分野においてもその名に恥じない品質と作行きを目指した作品づくりをしています。


今回買取の御室窯の仁清写の水指は、柔和なアイボリー色の地に、撫子が描かれた上品な雰囲気のお品です。日本女性をたたえる言葉「大和撫子」のように、清楚で凛とした美しさが感じられる水指で、他のお品とあわせて好評価にてお買取致しました。

水指買取ます

水指とは、茶碗などをゆすぐ水や、釜にたすための水を入れおく点前座に据える道具で、金属・磁器・陶器・塗物・木地ものなど色々あり、季節や棚など他取り合わせる茶道具などによっても、選ばれる水指は変わります。

古くは、唐物の鉄鉢などの金属製や南蛮の抱桶などを水指として使っていました。「源流茶話」という書によれば、村田珠光 が備前や信楽の水指、 武野紹鴎 が釣瓶の水指、千利休 が曲物の水指を用いたとされています。


茶道具においての水指は、重要な地位を占めており、また多くの茶人がこだわったものを使用していたといわれています。

茶道具の買取を行ういわの美術では、これまで多くの水指の買取実績を持っており、日本全国で宅配買取にも対応しております。

古い時代の水指や、人間国宝 清水卯一、真葛香斎などの著名作家の作品は高価買取の可能性があります。

また、鵬雲斎などの書付のある作品は、価値を高めるとして高価買取対応となります。

水指だけでなく、他の茶道具とのまとめての買取であれば、お品数により無料出張買取も致しますので、お買取に関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。