本田卿雲 花籠

今回お買取致しましたのは、本田卿雲作の竹工芸の花籠です。

本田卿雲は人間国宝 生野祥雲斎(物故)に師事し、秋篠宮殿下へもその作品を献上したことのある竹工芸作家です。新潟県の佐渡に住む本田卿雲は、佐渡に自生する優れた竹材のみを使って作品づくりをしています。

今回お買取の本田卿雲の花籠は、自然の竹の形を生かした曲線美が美しく、軽妙な流れを感じつつも安定感のある作品です。

手編みで作られた美しい造形は、温かみを持ち、師と仰いだ生野祥雲斎の流れをくむ感性を醸し出し、工芸品としての竹細工というよりも、美術品の域であるとも感じられる素晴らしい作品をお買取させていただきました。

いわの美術では、茶道具・茶室用の花入としても使われる竹工芸・竹細工の花籠の買取を行っています。 素朴だけれどしなやかで力強く、綿密な竹花籠。竹細工の繊細な仕事、大胆な意匠…など、日本人ならではの細やかな感性が生み出す竹花籠の魅力は奥深く、近年では海外にも蒐集家が増えているといいます。

いわの美術では、古き時代の枯れた風情のある作品から、現代の作家の作品まで幅広く買取を行っています。

今回お買取した本田卿雲が師とした人間国宝 生野祥雲斎の作品や、パリ万国装飾美術工芸博覧会で銅賞を受賞し、竹細工を芸術の域に高めたといわれる飯塚琅玕斎、二代が人間国宝である前田竹房斎の作品などは、一点からでも高価買取致しております。

今回お買取の本田卿雲の作品には箱書き・落款付の共箱がございませんでしたが、買取査定の際は、共箱や栞などの付属品が揃っていますと、買取評価にプラスに働きます。 同じ作家の竹花籠の作品であっても、作品の出来や保存状態、付属品の有無、市場の需要など、様々な観点から買取評価を致しますので、それぞれ買取査定額も異なります。ご売却をお考えの竹花籠の作品がございましたら、オンライン無料査定などをご利用いただき、作品のお写真をお送りいただけますと、買取査定がスムーズに運び、具体的な買取査定額もご案内することが可能となります。買取査定は無料ですので、お気軽にお問合せください。