買取実績紹介

12代高取八山の高取水指

作家名: 12代高取八山
更新日: 2014/6/18

12代高取八山の高取水指買取りました!!

今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、高取水指です。
高取焼は現・福岡県直方市郊外の鷹取山南麓において築かれた永満寺窯から始まった焼物で、この永満寺窯を築いたのが髙取焼の始祖・八山です。
八山は朝鮮出兵の際に黒田長政が連れ帰った陶工で、日本名を八蔵重貞と言います。
現在では高取の姓を名乗っている高取八山ですが、初代の時に士分に取り立てられ、筑前国に入部した黒田長政によって窯のある鷹取山にちなんで「髙取」の姓を拝領しました。
その後、小堀遠州との出会いによって遠州七窯の筆頭の窯元として現在でも茶道遠州流宗家の家元から直々に指導を受けながら作陶を続けています。
高取焼の技術は一子相伝で初代より受け継がれているもので、高取八山は当代で13代となっております。


今回お買取りした高取水指は12代の作品で、12代は高取焼中興の祖として名高い11代高取静山の長男として生まれ、直接指導を受けていました。
日本伝統工芸展、西日本陶芸展、西部工芸展などにて入選し、本橋三越、大阪高島屋他各地の百貨店にて個展を開催するなど精力的に活動し、高取の技法を尊重し古高取の再現に追及していた事でも知られています。
残念ながらすでに亡くなっているため、新しい作品を見る事はできませんが、お買取りした水指も独特な表情を持つ高取焼の釉が美しい水指でした。
共箱付でしたが、若干共箱にシミが出ておりました。
シミや汚れはマイナス評価となりますので、査定額の減額に繋がります。
また、共箱の有無によっても買取額が変わってきますので、共箱がある場合は作品とご一緒にお譲り下さい。

高取焼買取ます!!

高取焼の作家は高取八山だけではありません。
内ヶ磯窯の友枝觀水、味楽窯の亀井味楽、鬼丸雪山窯の鬼丸碧山、比古窯の藤崎寿山など多数の高取焼き作家が活躍をしています。
いわの美術では、どの作家の高取焼の買取も行っておりますので、ご売却をお考えの高取焼がございましたら、お気軽にご相談下さい。
また、共箱などが無ければその作品がそういった物なのか分からない事もあるかと思います。
そういったお品物で、いわの美術ではしっかりと拝見させて頂き、評価を付けて買取を行っておりますので、安心してご相談下さい。
高取焼買取でご不明な点、気になる点がございましたら、弊社の営業時間内であればいつでもお答え致しますのでお気軽にご相談下さい!!