茶道具作家紹介

村瀬治兵衛 むらせ じへい

木地師・塗師
更新日: 2009/10/27
木地師・塗師。初代治兵衛は、明治30年(1897)名古屋の木地師の
家に生まれる。「透かすと向こう側の光が見える」といわれたほどの
薄手の挽物を得意とし、薄挽きの中に大胆さがある作風とされ、
魯山人の木地師、塗師としても知られる。
晩年は、樂茶碗の制作でも名を知られる。
2代治兵衛は、昭和2年(1927)名古屋生まれ。
県立工業学校図案科を卒業して家業に従事し、根来塗・独楽塗を得意とし、
現在の治兵衛の作風を確立した。昭和51年(1976)2代治兵衛を襲名。
日々庵鈴木宗保氏、立花大亀老師の薫陶を受ける。
3代治兵衛は、昭和32年(1957)東京生まれ。
東京造形大学彫刻科を卒業して家業に従事し、
平成13年(2001)3代目治兵衛を襲名。