茶道具作家紹介

磯井正美 いそい まさみ

重要無形文化財保持者(人間国宝)
更新日: 2009/10/17
父の創立した大同工芸美術社に入社し、
1949年から高松青松園工房で
漆芸制作に従事した。初期の頃は、
ボール紙を螺旋状に巻き上げて
成形した素地(季星と命名)を創り、
その後、数十層と重ね合わせた
特製のシナ材の合板を削りだして
成形する堅牢な素地(積層と命名)
を創り出した。近年はきんまの
ルーツを訪ねてニャンマーの漆器産地
を調査した旅行にもとづく「パガン紀行」
のシリーズを制作している。
これらの連作で、技法も意匠も
新境地が開拓されている。
1985年重要無形文化財「きんま」の
保持者(人間国宝)に認定。
1986年紫綬褒章。1998年勲四等旭日小綬章。