茶道具作家紹介

12代 中里太郎右衛門 なかざと たろうえもん

更新日: 2010/06/07
1895年 十一代中里太郎右衛門(天祐)の次男として生まれる。
1914年 佐賀県立有田工業高校別課製陶科卒業。
唐津にて窯業に携わる。
1927年 十二代中里太郎右衛門襲名。
1929年 古唐津の窯跡調査を始める。
古窯址や陶片の研究を行い、古唐津を復興再現する。
古唐津の伝統を基に現代の茶陶を目指し叩き技法等に
よる独自の創作品を生む。
1931年 商工省主催の第18回工芸展に出品入選する。
1941年 商工省による唐津焼技法保存作家指定を受ける。
第6回佐賀県開催の「工芸作品展覧会」に出品一等賞受賞。
1953年 サンパウロ市400年際に「朝鮮唐津壺」出品。
1955年 文部省文化保護委員より無形文化財指定。
第2回日本伝統工芸展に出品。米中都市巡回日本美術工芸展出品。
(ロックフェラー三世後援)
1957年 日ソ国交回復記念日本美術工芸展に出品、
ソ連文化省買上げ。
1958年 第5回日本伝統工芸展出品作品文化庁買上げ。
1961年 デンマーク・コペンハーゲン市にて開催の「現代日本陶芸
10人展」出品。
1963年 東京・日本橋にて「第1回三右衛門」展開催。
1964年 第11回日本伝統工芸展奨励賞受賞。
山口県須佐町大字唐津の古窯調査。
1965年 大阪・難波にて「第3回三右衛門」展開催。
飯洞甕下窯割竹式登窯復元築窯。
1966年 紫綬褒章授章。
1968年 東京・日本橋にて「第6回三右衛門」展開催。
1969年 京都大徳寺にて得度、号「無庵」を受ける。
十三代中里太郎右衛門に家督を譲る。
勲四等瑞宝章授章。
1976年 重要無形文化財保持者認定。
1985年 1月5日 没