茶道具作家紹介

13代 中里太郎右衛門 なかざと たろうえもん

更新日: 2010/06/07
1943年 東京高等工芸学校(現:千葉大学工学部)工芸図案科を卒業。
1946年 父と弟・中里重利と協力して御茶碗窯を再開。
加藤土師萌が古窯調査の為に唐津に訪れ、古唐津
陶技復元の指導を受けました。
1948年 東京都綜合工芸展で褒賞を受賞。
1951年 日展初入選。
1957年 日ソ国交回復記念日本現代工芸展の九州地方審査員に就任。
日展の出品作品がソ連文化省に買い上げられる。
1961年 日本陶磁協会賞を受賞。
1965年 現代工芸美術家協会視察団として欧州、中近東視察。
1969年 13代中里太郎右衛門襲名。
1976年 日本現代工芸美術十五周年記念展審査員、日展評議員に
就任。 現代工芸美術家協会常務理事に再任。
1978年 日本新工芸家連盟創立会員となり、全連盟総務委員に就任。
1979年 創立日本新工芸展審査員、日展審査員に就任。
1981年 内閣総理大臣賞を受賞。
1984年 日本芸術院賞を受賞。
1989年 日展参事に就任。
1992年 佐賀県重要無形文化財認定。
1995年 唐津市政功労賞受賞。
1997年 紺綬褒章を受章。
1999年 紺綬褒章を受章。
2002年 長男・忠寛に名跡を譲る。
京都・大徳寺本山で得度し、大徳寺520世雪底宗潭老師
より安名「吟風宗松」、菴號「逢庵」を授かりました。
2007年 藝術院会員となる。
2008年 旭日中綬章を受ける。
2009年 3月12日 没
古唐津の伝統的技法を踏まえながら、ハンネラ、辰砂、翡翠釉を
始めとした新知の技法を採り入れて独自の作風を創出。