茶道具作家紹介

藤原 啓 ふじわらけい

更新日: 2009/11/25
陶芸家、人間国宝。
少年の頃より文学を志し、1919年上京。
博文館編集部に勤めるかたわら早稲田大学英文科に入り、
1年余りシェークスピアを学んだのち中退。
1938年正宗白鳥の弟で万葉学者の正宗敦夫から、
備前焼でも焼いてみたらとすすめられる。
陶工・三村梅景を知り、築窯、原土の入手、
ロクロ成形などの指導を受ける。
1939年三村梅景の指導の下初窯を焚く。
以後、桃山期の備前の研究を重ね鎌倉備前にあった
素朴な逞しさを加味し、伝統的な備前焼に一石を投じた。