茶道具作家紹介

金重 陶陽 かねしげ とうよう

岡山県出身の陶芸家
更新日: 2009/11/10
備前焼の陶工として初めて人間国宝となった。
本名は金重 勇(かねしげ いさむ)。
江戸中期以降有田焼や九谷焼などに押されて人気を失っていた
備前焼を再興させることに成功し「備前焼中興の祖」と称される。
自らが優れた陶工であっただけでなく、多くの弟子を育て、
その中から次々と人間国宝を輩出するなど備前焼の
歴史上果たした功績は計り知れない。
北大路魯山人やイサム・ノグチらとも親交があり、
彼らの芸術性に影響を受けた一方、
彼らが備前焼を世に知らしめる役割を果たしている。